冷たいミルク［後編］
「ゼロス！ 夕べは素晴らしかったわ！ 私、クラシックはほとんど聴いたことないけど、綺麗なメロディに涙ぐみそうになっちゃった。……Ｂセットでいいのね？」 「はい、お願いします。それと、ほめて下さってありがとうございます」 「あんな素敵なコンサート、誰だってほめるわ。場内の電気がついても、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。……最後のアンコールで弾いた曲、あれはなんていうの？」 「『Love is forever』。僕の故郷の曲です」 「あれ、可愛い曲ね。良かったわ。じゃ、朝ご飯までちょっと待っててね」 「ゆっくりいいですよ。今日はオフですから」 「へえ。こっちに来てから、初めての休みじゃない？」 「何をしていいか分からなくて」 「この、セントラルパークでぼんやりしてるのも悪くないわよ。それか、彼女に長いメールでも書きなさい」 「どちらも素敵なプランですね」 スクランブルエッグをつつきながら、ベンチで寄り添う老夫婦を見守る。夏の朝霧の中、皺の寄った手を互いにしっかり握りあい、囁き声で何か語り合っている。僕の心に熱いものが生まれる。 「ごちそうさまでした」 「ありがとうございました」 僕がカフェを出る頃、老夫婦はゆっくりとカフェに入ってきた。夫が妻の肩に手を回し、身体を支えている。僕は、想像する。年老いたリナさんを、その頃はずっと細くなっているだろう僕の腕で、しっかりと抱き留めることを。僕はその幻を見ながら、ゆっくりとセントラルパークを回った。湖の周り。まだ見たことの無かった景色。この公園は本当に広い。ジョギング、ウォーキングをする人たちと、時折すれ違う。湖の畔を抜けて、小さな森の中へ入る。優しい、木漏れ日。 『彼女に長いメールでも書いたら？』 でも、僕にはまだリナさんに秘密にしていることがある。 長い散歩を終えて、アパートに帰る。ジョグウェアを脱ぎ、シャワーを浴びる。下着のまま、パソコンを立ち上げる。リナさんから、メールが来ている。 『ゼロス、花束をありがとう。すごく嬉しかった。これでまた、ゼロスに追いつけました。一緒に大人になっていこうね。ピアノ、頑張って。それから、あたしの香りはかいでいますか？ 学校へ行く時にも、寝るときにも、あたしはあの薔薇の香水をつけています。それから……ちょっと嫉妬させちゃおうかな？ 覚えてるかな、ガウリイのこと……ゼロスが小学生の頃喧嘩した、金髪の男の子。彼は別の高校に通ってるけど、この間告白されちゃいました。ゼロスがいないんなら、俺とつきあえって。それで、あたしは……もちろん、断りました。ふふ、安心した？ あたしにはゼロスしかいないって、はっきり伝えました。そう、あたしにはゼロスしかいないんです。だから、身体を大事にして。それじゃ、またメールを書きます……』 僕はリナさんに返事を書いて、しばらくベッドに横になった。 『ゼロス』 たった一度だけリナさんと溶け合った夜のことを思い出す。あの時自分が抱きしめていた、華奢な、柔らかな身体。 「リナさん……」 しなやかな背中に拡がる、紅茶色の髪。吐息の混じった、甘い声。夜の中に、どこまでも溺れていったあの日。 ベッドから起きあがり、夕食の仕度をする。思い出と予感だけに支配された、安らかな一日が終わる。……その時、電話が鳴った。 「はい、メタリオムです」 「こちらは学院の事務局です。いまから学校に来られますか？」 「何か用事でも？」 「明日にしようかとも思ったのですが、明日は明日でレッスンがあるでしょうから」 「すぐに行きます」 僕は、鍋の火を止めて、シャツを着替えた。 「メタリオム、来ました。ご用は何ですか？」 「ああ、メタリオムくん。これを渡したくてね。来てもらったよ」 先生が、僕に茶封筒を差し出す。分厚くて重い。 「……開けてみても、」 「ああ。開けてみたまえ」 中身は、全て紙幣だった。 「これは……」 「昨日のコンサートの、ギャランティーだよ。君がピアノの腕で稼いだ金だ。……君は、お金を稼ぐことにこだわっていたね。だから、振り込みじゃなくて、直接手渡してあげたかったんだ。それだけあれば、充分だろう？」 「ありがとうございます……ありがとうございます！」 「おっと、お礼を言うのは私たちにじゃなくて、君のコンサートに来てくれたお客様に対してだ。お金を払って、いい音楽を聴きにわざわざ来てくれる君の観客の皆さん。これからも、その人たちに感謝を忘れてはいけないよ」 「それと、前から三列目の真ん中の人、でしょ？」 事務局の女の人が、からかいがちに言う。 「僕の演奏を聴きに来て下さったんですか？」 「この学院に勤めるものの楽しみよ、生徒のコンサートは。あの空席は、誰のものだったのかしら？」 「故郷で待っている、好きな人のための席です」 先生が口を挟む。 「君がお金を稼ぎたいのは彼女の為かな？」 「ええ」 「早く一流のピアニストになって、迎えに行きなさい」 「そのつもりです」 夕暮れの中を、鞄をしっかり抱えて歩く。この中に、僕が稼いだお金がある。家に帰ると、留守番電話が光っていた。 『「ワン・ステップ・ダウン」だ。今月分の給料を配るから、来て欲しい。もちろん、次の出勤日で良ければそれでかまわないけど。じゃあ、待ってるよ』 僕はコンサートのギャラを机の引き出しにしっかりと仕舞って、再びアパートを飛び出した。 重い樫のドアを開く。開店前の店の中に、僕と同じくここに勤める、幾人かのピアニストたちがいた。 「よお、天才少年。１６だって？ わっかいなー」 「え、１６？ あきれちまうな、全く」 「エドの後がまが、こんな子供か。なあ、悪いけどちょっと弾いてみてくれないか？ お前さんが本当にエド並みの腕を持っているのか、聴きたいんだ」 「構いませんよ」 僕は、ピアノの前に座った。そして、ゆっくりと、『冷たいミルク』を弾いた。 「む……たしかに、いい腕してるな」 「お前、どこかで……名前は何ていうんだ」 「ゼロス＝メタリオムです」 「あーっ、お前、ジェラード音楽……」 ヴァンペルトさんが、ピアニストの一人の口を押さえた。 「いいじゃないか、ゼロスが何者でも。お客さんを楽しませてくれる曲を弾いてくれるなら───じゃ、今月の給料を配るよ」 僕の手の中に白い封筒が渡される。先ほどのコンサートのギャラよりは薄いが、結構入っている。 「来月も、皆頑張ってくれ。それじゃ、今日の演奏は君だったな。ピアノの手入れをして、店が開くまで待っていてくれ」 今日の当番のピアニストが言い出す。 「今日は、皆で皆の演奏を聴きあいませんか」 「どういうことだね」 「俺たちは、同じ店に勤めているのに、互いの演奏を聴いたことがない。さっきゼロスくんのは聴かせてもらったけど……今日の給料は等分で。皆はそれでいいか？」 「面白そうだな。ゼロスはどうだ」 「僕は構いませんよ」 その場にいた皆が肯いた。 交代でピアノを演奏する僕たち。僕の出番が終わり、カウンターでぼんやりと次の人の演奏を聴いていると、目の前にミルクで満たされたグラスが置かれた。 「また、あちらのお客さんから」 振り向くと、遠いソファで、今日はスーツを着たあの女性が、手を振った。僕は、冷たいミルクを喉に流し込み、彼女の側に行って挨拶した。 「今日は面白い趣向ね」 「なりゆきでこうなったんです」 「でもね、」 彼女は僕の耳にささやいた。 「あなたの演奏が一番素敵」 「ありがとうございます。ごゆっくり」 女性にささやいて、カウンターへ向かう。 僕と同じく休憩中のピアニストがウイスキーを口にしていた。 「酔っていても、弾けるんですか？」 「少し酔った方が、素直に弾ける。おっと、お前は駄目だぞ。お前はミルクを飲んでるのがお似合いだ」 「お酒なんて飲めませんよ……僕の前にここでピアニストをしていたエドさんという人は、どういう人だったんですか？」 「ああ、あいつな」 ピアニストは眉をひそめた。 「ピアノの腕はすごかったが、客としてきている女性を強引に口説くわ、客と大喧嘩をやらかすわで、とてもこの店には置いておけなかったらしい。ゼロスはまっとうそうで助かるよ」 ヴァンペルトさんが僕を呼んでいる。 「ゼロスくん、もうすぐ１２時だよ。君は帰りなさい。明日も、学校があるんだろう？」 「ええ」 「ジェラード音楽院が」 「───はい」 「君の歳で、その腕ならね。分かってしまうものだよ。さあ、帰って休みなさい。お給料の袋、なくさないようにね」 「はい。じゃあ、今日はありがとうございました」 店を出て、地下鉄の駅へ向かう。暗い路地の脇を通ると、いきなりその路地に引っ張り込まれた。 「ゼロス＝メタリオム。新しい『ワン・ステップ・ダウン』のピアニストだな？」 ３人……４人。僕を取り巻いている。 「今日もらった給料があるだろう。それをこっちに渡してもらおうか」 「嫌です。なんであなたたちなんかに」 「それを受け取るのは、俺だったはずなんだよ」 「……あなたですか。エドさんというのは」 「何でもいいだろ。さっさと給料を渡しな」 「嫌です」 「ほぉ……」 エドの仲間の一人が、僕の頬を殴りつけた。僕は尻餅をつく。立ち上がろうとすると、エドに頬を蹴飛ばされた。僕は反撃しようとして、ためらった。暴力沙汰を起こしたりなんかしたら、音楽院に迷惑がかかる。 「鞄をよこせ」 僕は、必死で鞄を抱え込み、逃げようとした。そしてエドの仲間の一人に腹を蹴飛ばされる。 「給料をよこさないと言うのなら、その指を折ってやろうか。二度とピアノが弾けないように」 僕は血の気が引くのを感じた。 「さあ、おとなしく金を……」 「警察を呼んだわよ！ すぐに来るって言ってたわ」 路地に女性の声が響いた。 「おい、エド。警察はまずいぜ」 「俺は降りた。逃げさせてもらう」 エドに付き従っていた男たちは、あわてて逃げていった。エドは僕をにらみつけた。 「運が良かったな。調子に乗るなよ」 エドも去っていった。僕は、路地の外に出た。ミルクを奢ってくれる、あの女性（ひと）が、微笑んで立っていた。 「ありがとうございました」 「いいのよ。……ずいぶん頬が腫れてるわね。私の家、近いから、そこで手当をして上げる。いらっしゃい」 女性の家は、高級マンションだった。 「ちょっと待っててね」 奥の部屋に姿を消した女性は、スーツ姿から、ラフなトレーナー姿に着替えていた。救急箱を持っている。 「湿布を貼るわね。明日の朝までには、腫れも引くと思うわ」 「すみません」 「いいのよ。私が勝手にやってることなんだから、ゼロスくん」 「なぜ、僕の名前を……」 「今日お店にいた、別のピアニストさんから教えてもらったわ」 「貴女の名前を教えていただけませんか？」 「リナよ。リナ＝ブラウン」 僕は目を見開いた。 「なあに？ 別に珍しい名前じゃないでしょ」 「僕の、故郷で待っている恋人が、リナという名前なんです」 「あら、素敵な偶然ね。───遠い国にいる彼女を、彼女と同じ名前のお姉さんと、一晩だけ裏切ってみない？」 「え、あ、その、駄目です。僕は彼女が……」 「冗談よ。でも、そこまで思ってもらえる彼女がうらやましいわね」 僕は手のひらに汗をかいていたことに気づいた。 「車を出すわ。あなたのアパートまで送る」 「お気遣い無く」 「何言ってるの。夜の地下鉄は物騒よ」 「でも、何もお礼が……」 「ねえ、あなたのリナちゃんの写真持ってる？」 「は、はい」 「それを見せて。チャラにしてあげる」 僕は、財布の中から、リナさんの写真を取り出して、もう一人のリナさんに見せた。 「まあ、可愛い！ 綺麗な紅い瞳。この格好は、『不思議の国のアリス』？ どうしてこんな格好をしてるの？」 「二人で遊園地に行ったときに、突然彼女がパレードに出演することになって」 「なるほど。あなた、こんな可愛い子を待たせてるのね。早く一流のピアニストになれるといいわね。もっとも、あなたの演奏は、もう超一流だけど」 もう一人のリナさんの、紅いアウディが夜の街を駆け抜ける。 「また、あなたの演奏を聴きに、あの店に行くわ。あなたのリナちゃんによろしく」 アウディが闇に溶けた。僕はひんやりと冷たい湿布を押さえて、アパートに入った。 次の日、僕は学院に電話をかけて、休むと告げた。一晩中冷やしても、頬の青あざが取れなかったからだ。でも、この休みは僕にとってはタイミングが良かった。リナさんの時間の時計を見る。夜の８時。僕は、受話器を取った。国際電話をかける。 『はい、インバースです』 「おばさまですか。ゼロス＝メタリオムです。ご無沙汰しています」 『あら、まあゼロスくん。電話代が高いわね。すぐにリナを呼んでくるから───』 「いえ、今日はおばさまに話があるんです」 『私に？』 僕は、一呼吸置く。 「リナさんと、結婚させて下さい」 『な……』 受話器の向こうで、リナさんのお母さんが呆気にとられているのが分かる。 「本気です」 『本気って……あなたたち、まだ１６歳で、リナは高校生で』 「法律的には、問題ないはずです」 『収入だって、まだ親が』 「僕は、この間初めてのコンサートを開きました。僕に入ったお金はゼフィーリアのお金に直すと１２０万。それから、夜はピアノバーでピアニストのアルバイトもしています。こちらは、月に３０万になります。母からの送金には、一切手をつけていません」 『何のために、アルバイトまで？』 「僕が自立した人間だということを、リナさんのご家族に分かって欲しかったからです」 『この話は、リナにはしたの？』 「いいえ。最初に、ご家族の了承を得たかったので」 『……』 受話器の向こうの、痛い沈黙。 『でも、いくら何でも早いわ。少し……少し考えさせて』 「はい。でも、これだけは分かって下さい。リナさんのことを一生幸せにする決意を、僕は持っています」 『分かったわ』 電話は切れた。僕は、汗びっしょりになった手を、クーラーの送風口にかざした。 朝霧のボートハウスカフェ。 「ゼロスくん。……ゼーロースくんっ！」 「あ。パティさん」 「何よ。魂ごとどっかに飛ばされたような顔して。何か悩みでもあるの？」 「……あ。パティさん」 「だめだわ、こりゃ」 パティさんが僕の目の前で手をぱたぱた動かす。 「リナちゃん絡み？」 まだ痛む頬に、血が集まるのを感じる。 「ま、そんなとこです」 「まさか浮気じゃないでしょうね。そんなことしたら、このパティが、リナちゃんに代わって、おしおきよ」 「そうじゃないんですけどね……」 いきなり、厨房から一人の男性が出てきた。 「パティ！」 「何よ、ダン。大声出して」 「結婚してくれ！」 店の中がざわめく。顔を真っ赤にした“ダン”さん。パティさんも、ポニーテールからのぞく首筋まで、紅くなっている。 「な、何も、今、こんなところで……」 「ずっと、ずっと悩んでいた。ようやく言う決心がついたんだ。パティ──パトリシア。、結婚してくれ」 「……私なんかでよかったら」 店の中で、拍手が湧いた。口笛も飛び交う。僕も、拍手を贈った。心から、彼女たちのことがうらやましかった。 電話が鳴った。僕の実家の番号だ。受話器を取る。 『ゼロス』 「母様。そちらでは、おはようございます……ですね」 『リナちゃんのお母さまから連絡があったわ』 「ええ。そうでしょうね」 『相当驚いていらしたわ。あなた、本気なのね？』 「リナさんを僕のお嫁さんにしたいんです。僕の初めてのコンサートの日、リナさんは１６になった。そして、結婚すればゼフィーリアでは成人と同じ扱いになる。選挙権も、納税の義務も……」 『リナちゃんと暮らせるのは当分先になるわよ。リナちゃんは高校に通っているんだし、あなたも一人前のピアニストになるには相当時間がかかるでしょう』 「籍だけでも、入れておきたいんです。リナさんは僕と共に行くと、はっきりと法律で決めてしまいたい」 『あたくしは反対はしないわ』 「ありがとうございます」 『あとは、リナちゃんの親御さんと……リナちゃん本人ね。断られたら、潔く諦めなさいよ。あなたはちょっとストーカー気質だから、それが怖いわ』 「大丈夫です」 『とーこーろーで？ あなた私の仕送りに手をつけていないそうね』 「早く自立したかったので」 『ええ、ええ。結構なことだわ。じゃあ、来月から仕送りはナシね。いらないならいらないで、ちゃんと言いなさい。それとも、いざというときには仕送りに頼るつもりだったの？』 「いえ、そんなことは」 『どうだか。さてと、リナちゃんの親御さんが、あなたに電話するって言ってたわ。そろそろ切るわね』 「母様、お元気で」 電話は切れた。僕は、再び手のひらに汗をかいて、次の電話を待ち続けた。 ……電話のベルで目を覚ました。あわてて受話器を取る。 「はい、メタリオムです」 『インバースです』 「この間は、不躾に突然の話をしてしまって、すみませんでした」 『そのことなんだけど……まだリナには話していないわ。夫とよく話し合ってみたんだけど』 「……」 『あなたの本気はよく分かった。ただ、聞いておくわ。あなたは、まだ１６。これからもいろいろな出会いがあるでしょう。どんなときも、リナだけを愛せる？』 「もちろんです」 『リナを裏切らない？』 「絶対に」 『分かったわ。リナと代わります』 「え、今日は学校は」 『今日は創立記念日でお休みよ』 「あ……」 『代わるわね……リナ、ゼロスくんから国際電話よ』 走ってくる足音。そして、甘い声が耳に飛び込む。 『もしもし、ゼロス？』 「リナさん」 『声を聴けるのなんて久しぶり！ 元気？ 元気よね。どうして電話してくれたの？』 「お誕生日おめでとうございます」 『やーね、それは花束をもらったじゃない。何か、あたしに隠してることがあるんでしょ？ 言ってみなさいよ、ほーら』 きっと、受話器の向こうの彼女は、淡い薔薇の香りをまとって。深紅の瞳を輝かせて。「リナさん───」 僕のお嫁さんになってくれませんか？ ウェイトレスの「パティ（パトリシア）」さん、バーのマスターの「ヴァンペルト」さんと、もう一人のリナさん「ブラウン」。平たく言って、「ピーナッツ（スヌーピー）」からいただきました。私ピーナッツの大ファンで…（聞かれてない）『冷たいミルク』は、渡辺美里さんの曲です。『flowerbed』というアルバムに入っています。ニューヨークが舞台、ということで。「Love is forever」を書いているときから、「二人には、出来るだけ早く結婚して欲しいな」と思っていたので、この話が書けて満足です。では、また別の作品でお会いしましょう。 ねお☆ゼロリナ推進委員会さまに投稿させていただいた小説です。歳のせいか（笑）結婚に憧れる著者です。（まあ、予定は立ってるんですけど）１６歳で結婚なんて、憧れのど真ん中です……。『冷たいミルク』は、岡村靖幸さんの作曲で、すごくいい曲です。機会があったら、どうぞ聴いてみて下さい。『flowerbed』が手に入ってから、渡辺美里づいている羽久うっくでした。  |